丸くやわらかい。

アラサーがゲームについて語る。

M21ドラフトについてのアウトプット

3日間狂ったように回し続けてM21のドラフトの事を少しだけ理解できたので、情報の整理も兼ねて、ガイダンスという形でアウトプットしておきます。
当方、プラチナ〜ダイヤ帯でリリースから3日目までで試行回数は121ゲーム。66-55で勝率55%。どの程度正しいかは不明ですが、試行回数だけは妙にあるため、そこまで現実と乖離した内容にはならないのではないか、とは考えています。ランク的には間違いなく上位のプレイヤーではなく、ちょっとマジックを知っている凡人といった感じですが、まぁ有意といえるデータは取れた筈ですし、考えたことくらいは外に出していいんじゃないかという気持ちはあります。
速度を重視したために普段の記事と比べて乱文となっていますが、ご容赦ください。

 

各色の所感とよく使われるカード

 

“白”

f:id:AnCovered_Mochi:20200630211433p:plain


《素早い反応》はシステムクリーチャーの除去には向かないものの、軽量、インスタント、サイズの制限なしと2マナ除去に求められる要件をハイレベルで満たす強い除去。

そして、こうした軽量除去が日常的に使われる環境であるため、それを回避できる用途の広いコンバットトリック《抵抗の妙技》が強い。全体的にテンポが重視されるため、軽い除去を軽いコンバットトリックで避ける流れはよく見る光景となる。
クリーチャーとしてはダブルシンボルが気になるものの、《バスリの侍祭》が強い。絆魂と盤面強化で攻めも守りもこなせるため、あらゆる白いデッキで活躍を期待できる。

 


"青"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630211557j:plain


古今東西リミテの飛行は常に強い。《北風の歌姫》はシンプルながらも有用な飛行戦力だし、《高揚する書物》はアドバンテージを失わずに飛行を付与でき、(これは後述するが)シナジーも期待できる。
《うろつく光霊》はテンポの鬼。戦場に出た時にバウンスする《大クラゲ》系クリーチャーの強さは自明であるが、これは本体が回避能力持ちの3/2という点が驚異的だ。5ターン目までに有利な盤面を作っておくとバウンスで蓋をするような形で本当にゲームが終わってしまう。
コモン・アンコモン共に優秀で、緑と青は拘りなく優秀なカードを取っていたらいつのまにかこの色になっていた〜というような展開になりがちな色だと思われる。

 


"黒"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630211734p:plain


自ターンに死亡を絡めて生贄関連のメカニズムを推しているが、リミテでは中々に扱いにくい戦術で、そのために黒は少々地味なイメージが付き纏う。その中でも用途の広いクリーチャーである《悪臭のインプ》と《死花のサリッド》は頑張っている。
ダブルシンボルを扱えるなら《闇の掌握》は限りなく最強に近いコモン除去だ。黒ダブル残しが露骨すぎて構えているのが丸わかりなのがネックか(逆に言えばブラフにもなるわけだが)
《とどめの一撃》はこの環境の除去の標準としてもいいだろう。《パイ包み》や《血液凝固》に慣れたプレイヤーには5マナの確定破壊除去は少々物足りなく感じるが、変わらず一枚は欲しいカードである。

 

 

"赤"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630211951j:plain


《チャンドラのマグムット》などの優秀な2マナ域はいるが、全体的に見ると強い生物は多くない。《ショック》と《焦熱の竜火》の火力2種はいつものように優秀。むしろテンポが重視される環境であることと、果敢との兼ね合いもあり、普段よりも更に強い可能性すらある。
《ゴブリンの魔術》はパッと見弱そうだが、横並びする果敢持ちは馬鹿にならない打点を出せる。黒の生贄系カードとの相性も良好。攻めるデッキなら常に入れる価値がある。
アグロ戦術も果敢ビートダウンもアーキタイプとして存在しているため、存在感は強い。

 

"緑"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630212128p:plain


《ラノワールの幻想家》3マナ2/2のマナクリーチャーにキャントリップ、入れない理由を探す方が難しい類のカードであり、端的に言って狂っている。
《狩人の刃》は強烈な一方格闘であり、これを撃たれた時の事を想像すると軽い除去やコンバットトリックの必要性がよく分かる。《誇り猫》は単独でも優秀だが、《うたた寝するティラノドン》など相性の良いカードも多く、なにかと偉さを感じられる1枚だ。
《ラノワールの幻想家》はこの環境の中心的コモンクリーチャーであり、これと相打ちしてしまうようなスタッツのカードは必然的に評価が下がる。

 


"多色"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630212310p:plain



《知識鱗のコアトル》と《議事会の導師》が頭一つ抜けてヤバい。これらを除去できないと一瞬で負けることすらある。
青赤が少々弱めだが、それ以外の多色カードもしっかりアーキタイプを組んで運用できればどれも強力。これら10枚の多色アンコモンアーキタイプの指標としてデザインされており、3色が難しい環境なため、デザイナーの意図通り、概ね以下の指標に沿ってデッキを組んでいく事になるだろう。

 

青白 - 飛行
白黒 - ライフゲイン
白赤 - 横展開アグロ
白緑 - +1/+1カウンター
青黒 - 墓地利用
青赤 - スペル
青緑 - 追加ドロー
黒赤 - 生贄
黒緑 - 自ターンに死亡
赤緑 - パワー参照

 

以下では実際の統計から確認した遭遇率が高い順に、二色の組み合わせごとのアーキタイプの解説をしていく。

 

各色の組み合わせごとのアーキタイプ

 

"青赤"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630213002j:plain


青赤はブロックしにくい果敢持ちのアタッカーや飛行戦力をインスタント・ソーサリーでバックアップする形になる。アンコモンの《ジェスカイの長老》と《心火の供犠者》《謎変化》などで2マナ域を強化できるとグッと完成度が高くなる。長老の方は割と流れてくる印象なので上手く拾いたいところ。
このデッキは強い赤の火力を果敢と絡めてうまく使えるのが強み。軽量バウンスは実はアンコモンの《非実体化》しかないので、《うろつく光霊》や《霜のブレス》で盤面を誤魔化しつつ削っていくイメージだ。


《呪文喰いの奇魔》を育てて殴り勝つタイプの構築もよく当たった。《高揚する書物》との相性がとても良く、凄まじい打点を出せる。使う場合は除去を弾くためのカードを入れたい。4tに《高揚する書物》を貼りながら構えられる《唱え損ね》は《呪文貫き》を思わせる。スペルと生物のバランスが重要。《小剣》は打点を上げつつ果敢も誘発させる事ができる嬉しい1枚。1ターン目に置かず、果敢持ちのクリーチャーで仕掛けるタイミングや奇魔が出るまで我慢すると少し得する。
今回は青絡みが特に強いが、青赤と後述の青緑は遭遇率が圧倒的に高く、特に人気のあるアーキタイプと言える。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630213223p:plain

 

本人に果敢がついており、インスタントソーサリー回収により誘発一回が確定する。《霜のブレス》や除去を使い回す強さはさることながら、本人も3/3果敢とかなりブロックしにくいスタッツをしているのが強い。《うろつく光霊》と同じマナ域程度しか欠点がない。

 

 

"青緑"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630213755p:plain

 

赤青より遭遇率は低いものの、自分で使用した時の勝率と当たった時の敗北率が共に高く、おそらく色の組み合わせとしては最強と思われる。カードを引くことを条件としたカードが多いが、《ラノワールの幻想家》や《高揚する書物》のような強コモンが無理なく達成してくれる所がポイント。それ以前に、"何かのアクションのついでにカードを引く"という動きがまず強いので、強いコモンを取って普通に動いていると勝手にシナジーが形成される。


緑絡みのデッキ全てに言えることだが、《ラノワールの幻想家》が5マナ以上のカードの使い勝手を良くしてくれる。《罠紡ぎ》《うたた寝するティラノドン》《トリュフ嗅ぎ》などで序盤を抑えるかマナ加速を経由し、《節くれの賢者》《森の守部》のような肉体の強い緑のクリーチャーや、ペアになった色の重量級のカードに繋げるのが緑系の基本戦術と言えるだろう。青緑では《トレイリアのクラーケン》などが強烈。
アンコモンでは《クウィリーオンのドライアド》と《知識鱗のコアトル》ら再録組の強さが凄まじい。これらと《高揚する書物》の組み合わせはもはやコンボの域に達している。これだけで取れるゲームもある程だ。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630213908p:plain


単体ではいまいち使い難い祭殿もある中、青の祭殿は強力。2枚以上ドローの条件を確実に達成でき、ゲームが長引けば長引くほどルーターの恩恵は大きくなる。祭殿は黒と青が強いため、そこさえ運良く拾えれば他のさほど点数の高くない祭殿も拾って祭殿を並べる運用ができる可能性が出てくる。

 

 

"赤緑"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630214322p:plain



基本戦術は青緑と変わらず、低マナ域で相手の攻めを抑え込むかマナクリーチャーを経由して重量級カードで決めに行く形になる。ビッグマナと「パワー4以上」を条件としたカードでデッキを組み、シナジーを形成していく。赤の重量級アンコモンやx火力の《溶岩噴火》で速やかにゲームを決めることができ、青緑よりやや攻めっけがある印象。
赤の火力によって序盤の対応力が高いことに加え、多色枠の《枝葉族の報復者》が追加のマナ加速兼フィニッシャーと高スペックなのも強み。
反面、青と比べて赤のコモンクリーチャーが弱めで回避能力もなく、ややアンコモンの依存度が高い点から青緑より使用者が少なくなっていると考えられる。回避能力も無いものが多いため、アンコモンの出が悪いと重量級クリーチャーのスタッツを頼りに正面から押すしかできなくなるイメージ。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630214509p:plain

《ヘルカイトの懲罰者》は「赤緑をやる理由の一つ」と言ってもいい強力なドラゴンだ。《シヴ山のドラゴン》がアンコモンにあるというのは中々に凄い事だ。7マナになった事で緑を絡ませていないデッキでの運用は難しくなっているが、赤緑では《溶岩噴火》と並んで最高峰のフィニッシュ力を遺憾無く発揮してくれる。

 

 

"青黒"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630214732p:plain


一応色の役割は墓地利用だが、普通にドラフトをしていると青の飛行戦力を黒の除去でバックアップするようなデッキになりがち。
墓地利用デッキとして構築したいなら、コントロール気味のラインナップに自分の能力で自身を墓地に遅れる《波起こし》辺りを《再命》や《偏執的な縫い師》で釣るコンボを交えたデッキになるか。
《啓示の雨》や《屍肉地虫》を経由するのもいい。どちらも4マナで《再命》の前準備用のカードとして使えと言われているかのようだ。

 

《再命》がコモンなのは良いとしても、周りを固めるカードの多くはアンコモンだ。イコリアの時と違い、リアニメイト呪文自体も非常にベーシックなもので、絆魂を付けたり格闘をしたりもしない。5マナな以上、返しに《うろつく光霊》でバウンスされるリスクもあり、普通のファッティを蘇らせたのならまだしも、例えば《魔王の器》のデーモントークンだったら5マナとカード1枚丸損という最低最悪の展開になる。

個人的には使用率の割にはそこまで脅威度の高いデッキには感じない。自分で使ってもあまり強くなかった。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630215007p:plain


絆魂での延命、接死で除去と青黒や緑黒あたりの遅めのデッキに合致した性能。小技として《骸骨射手》と合わせて確定除去として運用することがある。なお、フルコントロールモードにしないと自分の能力で自分にスタックするタイミングがない。事前にctrlキーを押すことだけは忘れないように。

 

 

"白黒"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630215316p:plain


3点以上のライフゲインを主軸としたアーキタイプ
《耽溺する貴族階級》《銀打ちのグール》《約束の光》などの、“ライフゲインで効果を発揮するパーツ”と、《活力回復》《選定された聖歌員》《血の暴食》などの"ライフゲインをするパーツ"の噛み合わせによって動く。しかしながら、“ライフゲインで効果を発揮するパーツ”が軒並みアンコモンなのがネック。これも青黒と同じくアンコモン依存度が非常に高く、よほど流れが良くないとデッキ未満の出来栄えになってしまうことも珍しくない。

ただ、しっかり噛み合わせることができれば強い事もまた事実であり、1パック目の流れが良ければこの方向のデッキに挑戦してみるのもいいだろう。私はほとんど組んだことは無いが、対戦相手が使ってきた時は大抵アンコモンもガッツリ入ってしっかり組めているのですごいと思う(そのくらいの流れでないと白黒に行かないという意味でもあるのかもしれない)。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630215705p:plain

単体でも消耗戦に強く、長期戦を見据えたデッキで有用な1枚だが、3点ゲインを意識したデッキで運用するとそのコスパは狂気の領域となる。1マナで2枚回収し、そのまま展開できるようなカードがコモンにあるのは稀。

 

 

"白緑"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630220228j:plain

 

フィーチャーされるメカニズムは+1/+1カウンター。
この辺りの使用率のデッキとしてはアンコモン依存度は低めで、コモン主体で普通に組んでもかなりデッキっぽくなるところが強み。先述の《誇り猫》《バスリの侍祭》《狩人の刃》《抵抗の妙技》など、コモンに+1/+1カウンターを用いる強力なカードが何枚もあるので、それらをしっかり取れればとりあえずデッキらしくなる。
アンコモンを上手く拾えなくともデッキになれる反面、《野生林の災い魔》や《議事会の導師》のようなシステムクリーチャーや《活性化のうねり》を拾えたかどうか、初手に持てるかどうかでこのデッキの強さ、爆発力は大きく変動する。

 

それらから緑白に行くか、緑白をやっていて偶然それらが流れてくるかはその時次第だが、見つけたら最優先でピックしておきたいところだ。
緑白はコモン主体でもデッキになり、特定アンコモンで更に強くなるアーキタイプだ。下位寄りの遭遇率なのが意外だが、青絡みの人気が高すぎることの煽りを受けていると言えるかもしれない。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630220415p:plain

 

2マナ3/3というコモンとは思えないスタッツを誇るが、パワーが4以上のクリーチャーが味方に居ないと攻撃できない。パワー4以上のクリーチャーは《うたた寝するティラノドン》自身でもいいので、《誇り猫》などでカウンターをのせてやると3tから4/4で攻撃が可能となる。
うたた寝するティラノドン》→《誇り猫》→《バスリの侍祭》の、コモンのみでできる2→3→4マナのムーブも強烈。後半殴りに行ける2マナ3/3の壁としてアグロの序盤の攻勢を防ぐために緑絡みがしばしば採用するカードだが、緑白はこれを最も上手く使えると言っても過言ではないだろう。

 

 

"白赤"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630220901j:plain


遭遇率は低かったが、自分で使用した時の勝率および相手にした際の敗北率がずば抜けて高かった。
《噛み傷への興奮》《夜明けの突撃獣》といった、1マナクリーチャーを展開できているとライフを最序盤から一気に詰められるギミックがある。
そのため、リミテッドで舐められがちな1マナ生物《堅牢な盾仲間》が馬鹿にならないカードになる。

白いアグロ戦術のサポートカードは多い。《バスリの結束》のような全体強化もあれば、《強風の急襲者》で回避能力も付与できる。赤白では《破壊的細工》で盤面が固まった後も無理やりフィニッシュに持ち込むことができる。

 

最初期は赤青と青緑のカードパワーに目が行きがちで、中々アグロをやる雰囲気にならないのが遭遇率が低い原因か? 緑白も赤白もそうなのだが、白絡みの攻めっけのあるデッキはパッと見の印象よりも強い。今後遭遇率の上がりそうなアーキタイプだと感じる。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630220911p:plain


横並びアグロ戦術を強力にバックアップする壁であり、《栄光の頌歌》のような全体強化エンチャントに近い。《雷光の猟犬》も似たようなもので、後手初動3tの温いノーマリガン初手キープを容赦なく粉砕してくる。
本体がパワー0の点が見た目弱めに見えるのか、割と安めに流れてくる印象。白いアグロに行くつもりなら取っておくのをおすすめする。

 

 

"緑黒"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630221523j:plain


自分のターンにクリーチャーが死亡していることをトリガーにするカードを多く擁する。自分のターンに除去しているだけで何かを得られる、と言えば聞こえはいいが、実際には機能すれば強いものの機能するまでがとにかく遅い《リリアナの信奉者》や、不利な盤面で出しにくいサイズの《剣歯虎のやっかいもの》など一癖あるカードがしばしば。

除去しているだけでアドバンテージ差がつく《双刃の暗殺者》は緑黒をやる理由にはなりそうだ。緑の中型クリーチャーや《悪臭のインプ》《気難しいデュロフォサウルス》のような接死持ちで盤面を固めつつ、危険な所を的確に除去しつつアドバンテージを得ていき、最終的に《大殺漢》のようなデッキと合致したフィニッシャーで決める形にしたい。

だが、そのコンセプトを実践するのは、どうしても弱いカードを入れなくてはならなかったり除去の枚数が足りなくなったりするリミテッドでは難しい。普通に押し切られる事もしばしばあるため、総合的に見て厳しめのアーキタイプだろう。遭遇率も低め。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630221637p:plain


相手のリソースを削りながら自分のリソースを増やすカード。使用感としてはかなり“ゲームが終わる”スペルという感じ。

手札に4枚差がつくのは勝ちに近いのだが、その重さと、トップ勝負になりがちなリミテにおいてハンデスはバリューが低くなりがちという先入観が邪魔をする。一度《幻想家》辺りを経由しつつ撃ってゲームが崩壊する快感を体験して欲しい気持ちがある。

個人的にはリソース勝負をすることになる緑黒においては《精神腐敗》も同じように強いと思っているのだが、これについては《悪い取引》ほど推せる自信が無い。なるべくフラットな視点で見て、デッキに入れる候補から真っ先に外すようなカードではないと思う。

 


"青白"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630221838j:plain

 

個人的には青黒に近い形で、飛行クリーチャーと除去をベースにそこそこ組みやすいと感じるのだが、勝率も遭遇率も低いので、組みやすいだけでおそらく錯覚、かつ認識の乖離があると思われる。
赤青のように果敢と飛行をベースに攻める形になるが、青赤よりもデッキが細くなりがち。2マナの飛行クリーチャーがいるのは良い事だが、《天球の見張り》はともかく《協約のペガサス》はちょっと頼りになりにくい。惜しい所で数点足らずに負けることも多かった。《エイヴンの鳥群追い》などダメージレースで頼りになるクリーチャーもいるのだが……。


緑のコモンに《罠紡ぎ》がいて、ほぼ確実にデッキに入ってくるのも逆風だろう。単に飛行に寄せるだけだとすぐに止まってしまい、折角《潮掬い》を出してアドバンテージを稼ぐ所だったのに殴れない……なんてことも多々。《叙爵》などのエンチャントで強化して切り抜けるのが正解か。
総じて繊細なプレイが要求され、裏目を引くと打点の低さから一瞬で押し切られるイメージ。《高尚な否定》の撃ち所が肝心だ。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630222019p:plain

 

損せず果敢と修正で打点を2点ほど増やせる《果敢な一撃》は良いスペル。

青白のパワー不足を少しだけ補ってくれたり、《秘本のアニマ》をアンブロッカブルにしたりと使い出はある。

 


"黒赤"

f:id:AnCovered_Mochi:20200630222227j:plain

 

赤黒のメカニズムは生贄シナジーだが、相当上手く組めないとただただアドバンテージを失いながら殴る焼畑農業気味な戦術に頼ったデッキになってしまいがち。単体で弱いカードを避け、生贄ギミックに寄りすぎないようにしつつ、優秀な除去を交えながら殴る赤黒アグロが現実的ならラインだろうか。
キーカードは《引きずり鬼》や《悪意の鎌》。《魔女の大釜》のようなカードは赤黒で運用するにしてはやや悠長か。《ゴブリンの魔術》は相性がよく、《騒乱の道化》は頼りになるサイズをしているのはありがたい。

とはいえ、厳然たる事実として圧倒的に少数派なのは確かであり、これは!と思える構築と当たった記憶もない。私が組んだ時もイマイチなデッキになってしまった。

 

その他注目カード

f:id:AnCovered_Mochi:20200630222425p:plain

 

黒いアグロデッキでは彼の飛行とナイトメア能力が輝く。リミテッドでの除去没収はまさにゲームを大きく傾ける一手になるし、これだけコンバットトリックが使われる環境だと、ハンドが透けるだけでも相当戦い易くなる。

 


別枠 《テフェリーの後見》

f:id:AnCovered_Mochi:20200630222850p:plain

 

赤青か青緑の後見デッキがしばしば見られる。もし2枚取れたら完全にこれを軸にしてデッキを組んでしまってもいいかもしれない。当然ではあるが、40枚デッキにおけるライブラリーアウト戦術はそれだけで強い。特に今回は何かとカードを引けるので、凄まじい速度でライブラリーが削れていくのを見る事ができる。

 

 Tips

 

全体的に、多色のアンコモンシナジーの核となるカードがあるので、1パック目では受けの広さはあまり考えずに多色カードを取ってしまって良さそうに感じた。ただ、受けの広いピックをしているだけでも赤青や緑青などの青絡みは組めてしまうので、そうした意味で人気が高いのではないかと推察している。この辺りは全体の習熟度が増してピック指標が明確になってくるとまた変わってくるのではないだろうか。白緑や白赤はもっといてもいいだろうと感じる。また、レアは大したことのないカードが多いので結構流す。

 

色マナ安定はアンコモンを除けば《プリズマイト》か《隕石》くらいしかないのでタッチ一色は無謀。《耕作》が複数枚取れた、というようなレアケースを除けば基本的には3色はできないと思った方がよさそうだ。

 

毎回言っているような気もするが2マナのカードはしっかり取る。4~5ターン目辺りは激しい盤面マウントの取り合いになることが多いので、軽いクリーチャーはしっかり展開して素早く盤面を作らないといけないし、低マナ域のコンバットトリックが非常に強い。それに関連して、《金屑化》や《現場保存》のような5マナソーサリー除去の評価は猛烈に下がる。《とどめの一撃》がギリギリという感じ。

 

乱文ではあるがとりあえずこの辺で。

1週間もしない内にプロの記事も出てくるだろうし、どの程度合ってるか気になる。