丸くやわらかい。

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ケンリスと駆ける、マナストライクの世界【Magic: ManaStrike】

 

おはようございます。もち饅頭です。

 

 

やっていますか? マナストライク。

マナストライクのリリース最初の月と共にニクシリスシーズンも終わりを迎え、コスシーズンが始まりました。追加カードのリリースと同時にいくつかのカードやプレインズウォーカーに調整が入っているようですね。
使用率や実際に使われた時の強さを考えると、妥当だと感じる調整が多いので、運営チームは良くやってくれているように感じました。

まだまだ良バランスとは言えない状態ではありますが、リリースされて一ヶ月しか経っていないわけですし、カードゲームと違ってタワーディフェンスは毎月細かな修正を行うのが通例らしいので、今後も流動的な環境の変化が期待できますね。

 


……え? まだ修正内容を見ていない? どこに書いてあるかも分からない!?

今すぐフォーラムをチェックだ!

 

forum.netmarble.com
一応公式なのにサムネイル画像が虚無なのが本当に気になる。なんなんでしょうね、これ。

 

 

さて、私はと言えば、どうにかニクシリスシーズン中にランク8までたどり着くことができました。

ちょうど2週間でとりあえずは上位2%に食い込めたわけですから、これで私の記事にもある程度の信憑性が付与されたといっても過言ではないといえるでしょう。
どれもこれも自分が気に入ったデッキを握れたお陰です。
勝ったり負けたりとポイントが停滞する事もありましたが、それが苦にならないような楽しいデッキでした。何よりも気分がいい!

 


というわけで、今回は私が使っていたデッキの紹介をしていきたいと思います。

勿論、今までと同じようなデッキを紹介するつもりはありません。前回、前々回で紹介したデッキのどちらともタイプが違うものです。

 


さて、そのデッキとは何でしょう。
環境最強のスペックを持つプレインズウォーカー、テゼレットを軸にした“トップメタ”青黒でしょうか。

 

高い対応力を持ち、特に遠距離攻撃での有利トレードを得意とする、ドビンの青白デッキでしょうか。

 

回転力をフルに活かし、矢継ぎ早に優秀なクリーチャーを並べながら押し切る、ソリンの白黒アグロでしょうか。

 

地獄乗り、ゴブリンの砲兵といった高い攻撃力を持った軍勢でカタを付ける、定番の赤単チャンドラ。あるいは、コスシーズンの修正で一躍トップメタの一角に躍り出た、黒緑ガラク軸のパワー系デッキでしょうか。

 


私のようなひねくれたプレイヤーが上で挙げたようなデッキを素直に握るはずもありません。腕前で劣る自覚があるのに腕前の差がもろに出るTier1同型戦など悪手ですからね。
優先すべきは握り心地、信ずるべきは埋もれた可能性です。
Tier1のコピーとは別の切り口で強そうなプレインズウォーカーを探していると、いましたいました。

使い勝手の良さそうな能力と良い色をした、彼──あるいは、彼女と呼ぶべきプレインズウォーカーが。

 


ウィル・ケンリスとローアン・ケンリス、“王家の跡継ぎ”ことケンリスの双子です。

今回はこの二人の特徴的な赤青デッキをご紹介していきたいと思います。

 

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顔が良いキャラ×2なのでなんと2倍もお得です

 

 

さて、前回の記事では戦略ゲーの本質はジャンケンである、というようなお話をしましたね。
飛行クリーチャーは大抵対空に弱く、対空は地上に弱く、地上は飛行クリーチャーに弱い。群体は範囲攻撃に弱く、範囲攻撃は単体攻撃に戦闘で勝てず、単体攻撃は群れに押し切られてしまう。

端的に言ってしまえば、そんなお話でした。

 


ただ、通常のジャンケンと違ってこのゲームにはコストという概念があり、コストを多く支払えばよりスペックの高いクリーチャーが召喚できるわけです。

確かに2〜4コストくらいの範囲の話ならば、この三竦みは適用されるでしょう。しかし、もっと多くのマナを支払えば……?
格下のクリーチャーが多少有利な性質を持ったところで、それをスペックで吹き飛ばしてしまえるようなクリーチャーが召喚できるのです。そう、このゲームにはパーにも勝てる“強いグー”が存在するのです。

 

 

今回のデッキの主役は、そんなカードです。

 

 

ファンタジー作品の花形種族。

Magic:the Gatheringというゲームにおける最初のドラゴン。

黎明期のマジックの空にかつて君臨していた王。

数多くのプレイヤーを魅了した1枚。

 

 

《シヴ山のドラゴン》!


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こんなにシヴドラが輝くゲーム、オールドスクール以外で見たことない

 


《シヴ山のドラゴン》は原作においては、その重さから構築で使われることは殆どありませんでしたが、マナストライクの世界では違います。
このゲームでも依然として《シヴ山のドラゴン》は重く、動きも鈍重ですが、上手く使えばマナに見合った……いや、投資分を余裕で取り返して余りあるほどの働きをしてくれる強力な1枚に仕上がっています。

 

 

《シヴ山のドラゴン》は原作のパワー上昇能力、所謂“火吹き能力”と呼ばれるものを再現した能力を持ち、十分なインターバルを与えると(一定の距離を動くと)攻撃力が大幅にアップします。

 

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この状態での《シヴ山のドラゴン》の制圧力は尋常のものではありません。
《静電気式打撃体》が2秒かけて地上に400ダメージを与えている所に、地上空中関係なく、更に長い射程で、700以上のダメージを、1.8秒間隔で飛ばしてくるわけです。多少の優位性など正面から吹き飛ばせる破壊力である事がお分かりいただけるでしょう。
雑多なクリーチャーなど塵芥も同然! 種族としての格が違う!

 


……などと、上手く行けばいいのですが、実は《シヴ山のドラゴン》のHPはさほど高くありません。雑多なクリーチャーならば簡単に焼き払えるとはいえ、対空戦力が揃っていると集中砲火であっさりと落ちてしまうこともあります。
一定距離を動かないと攻撃力が上がらないため、攻められている時の返しとしての運用は難しいですし、そもそも1秒1秒がせめぎ合いのこのゲームにおいてゆっくりと7マナも溜めている暇はそうそうなく、そう簡単に支払えるコストでもありません。

 


7マナを払っている以上は最低でも7マナより多い被害を相手に与えないといけないわけですが、もし対空砲火で何もできずに落とされたらと思うと恐ろしいですよね。

7マナで出したクリーチャーが何もせずに落とされるというのは、即ち敗北を意味します。
ですが、彼は上手くサポートしてあげれば人の何倍もの戦果を出せるポテンシャルを持っています。
故に、我々雇用者サイドが、《シヴ山のドラゴン》が10マナ、20マナ分の働きをできるような労働環境を整えてやらなければならないのです。

 

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射程・威力・範囲共に凶悪ですが、もうひと工夫欲しいところ

 


……さて、遅れてしまいましたが、今回皆さんにお話したいのは特定のカードの組み合わせによって何倍もの力を発揮する“コンボ”についてです。
今回はケンリス姉弟と共にコンボを学んでいきましょう!

 


今現在、マナストライクには実戦で使われているコンボが数多く存在します。

例えば《深き刻の忍者》と《幽体の行列》で一気にガーディアンのHPを削ったり、《墓所のタイタン》を《戦争門》でいきなり敵地に送り込んだり、《面晶体偵察機》や《謎の守り手》といった群れを生贄に捧げて一際強力な《強奪する悪魔》を呼び出したり……。

 


カードプールが狭い今でも多くのコンボが生み出されていますから、《シヴ山のドラゴン》の最高の相方も探せば見つかるに違いありません。
まぁなんとなく察した方もいらっしゃるかもしれません。ヤツです。


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周囲の飛行クリーチャーを敵のクリーチャーから認識されない“霊気状態”にする《霊気烈風の古きもの》は、クリーチャーへの攻撃ができないものの、異常なHP量を持つ最高の壁役です。

 


《シヴ山のドラゴン》とペアになれば……どうでしょう。
《霊気烈風の古きもの》が《シヴ山のドラゴン》を霊気の風で隠し、その体を呈して攻撃を受け止めます。
そして、《シヴ山のドラゴン》は《霊気烈風の古きもの》をまず倒そうと近づくクリーチャーをその長射程高威力のブレスをもって焼き払うのです。

 


《霊気烈風の古きもの》を倒さなければ《シヴ山のドラゴン》を倒せない、しかし近付けば攻撃の対象にならない《シヴ山のドラゴン》がブレスで大ダメージを与えてくる──空中要塞、ここに完成せり。と言った所でしょうか。

生半可なクリーチャーでは彼らに近付いた瞬間に灰になってしまうでしょう。

 

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理不尽

 

 

ウィルとローアンもドラゴンのサポートに適したプレインズウォーカーです。
ウィルの凍結攻撃は単独の巨大クリーチャーに対する足止めになります。数秒の時間さえ稼げればドラゴンの炎が飛んでくるわけで、普通のデッキにおける凍結よりも高いリターンを期待できます。
墓所のタイタン》や《強奪する悪魔》、更に相手のプレインズウォーカーなどに仕事をさせず封殺できたなら勝利はもうすぐでしょう。

 

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ウィルとローアンは強力な固有スキルを持たない代わりに、戦闘中に交代する事ができます。ウィルの状態で戦場に出て、任意のタイミングでローアンに入れ替わる事ができるのです。
ローアンが使う広範囲の電撃攻撃は巨大クリーチャーが苦手とする群体に効果的です。今回のアップデートで追加された黒の新戦力《屍食いカラス》や、ドビン・バーンの飛行機械など対空能力の高い群体は彼女に一掃してもらいましょう。

 

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構築については、《シヴ山のドラゴン》と《霊気烈風の古きもの》でデッキ枠が圧迫されてしまいますので、それ以外は少し軽め、防御寄りで構築するのが良いでしょう。

ただし、7マナと6マナのクリーチャーのコンボが軸になってしまっている以上、どう足掻いても動きは重くなりがちですし、回転力の高いデッキを相手にすると押し切られてしまう事も多いです。攻められている時に如何にして返すかがこのデッキの明暗を分けるでしょう。

 

 

主要な戦力が飛行のために、ナーフされてなお猛威を振るっている《髑髏カタパルト》に対してある程度の耐性を持つところはこのデッキの強みですね。現在の環境は地上がかなり攻めにくいので、空から攻めるプランはメタに合っているように感じます。

 《コーの絡め取り》が弱体化したことと、ガラクがメタ上に現れたことで範囲攻撃の価値がかなり上がった点から《波濤砕きのトリトン》が最近のオススメです。《終止符のスフィンクス》と選択するなど、デッキチューンを楽しんでみてください。

ゲームの流れを知り、ジャンケンの要素を知り、コンボやメタゲームにまで目を向ける事ができたら、マナストライク上位層への扉は開かれたも同然です!

 

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 私が作成したレシピです。

 

 

ああ、このデッキの苦手な要素の話をしていませんでしたね。

《シヴ山のドラゴン》と《霊気烈風の古きもの》の組み合わせは一見無敵のコンボですが、当然ながら苦手なものも多くあります。

認識されない状態も何も関係がない超高威力範囲攻撃かつ、ノックバックでドラゴンと霊気烈風を引き剥がしてくる《絶滅の星》の直撃や、上手くターゲットを逸らされながら《苦痛の領域》で地味に削られながら対処される展開になると少々厳しくなってきます。

対クリーチャーが圧倒的な分、スペルで対処されるのが嫌だと言えば分かり易いでしょうか。前述のようにドビン、飛行機械、目潰しの魔道士の集中砲火でも当然落とされてしまいます。

 

 

自陣に引き込み、本隊と逆の位置に囮を出してドラゴンの高威力のブレスを逸らしながら、遠距離攻撃で継続的にダメージを与えるという、極めて真っ当なドラゴン狩りムーブもやはり有効です。

とはいえ、ドラゴン単体でいるよりかは遥かに高い耐性を持っていますので、こちらも適切なサポートを行うことで落とされないように努力しましょう。これもメタゲームです。こちらが《絶滅の星》や《漸増爆弾》を採用することで対策クリーチャーの除去を行う方向で改良するのも良いかもしれません。

 

 

このデッキの根幹は《シヴ山のドラゴン》です。

言ってしまえば、ドラゴンが大いに働くことができれば勝ちますし、逆に満足に働けずに対処されてしまったら負けという単純な話でもあります。

これほどまでに《シヴ山のドラゴン》がデッキの中心となり、勝敗のファクターとなる環境があったでしょうか?

《シヴ山のドラゴン》が大活躍するというだけでマジックプレイヤーとしては感慨深いものがありますし、実際にドラゴンがブレスで盤面を制圧している時の爽快感は代えがたいものがあります。

 

 

“全部焼き尽くして気持ちよく勝利したい”

ドラゴンが好きという方だけでなく、細やかなせめぎ合いに疲れてきた貴方にもオススメです。

さあ、ケンリス姉弟に30000ゴールドを貢ぐ準備をしましょう!

間違ってもタミヨウとか買わないように!

 

 

 

 

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